テレビで見かけたランドセルの色をどれにするかについて。ある番組の特集からの気付きをまとめました。
自分の本心に気付くように言われても、「わたしの本心なんてわかりません!」となる理由に一番近いな、としみじみと己を振り返りつつ書いてみました。
なかなか距離の縮まらないロックマン彼氏が、頼れる騎士で夫(ちゃんと連絡もつく☆)に大変身しちゃったカウンセラーリッカです。
さて先日、朝の情報番組にてある特集が組まれていました。
もとは、ランドセルのコマーシャルなので、ご覧になった方も多いかもしれません。
ランドセルを購入するときに、どうやって選んだのかがテーマのCMでした。
特集の内容を簡単に説明します。
ご両親、おじいちゃんおばあちゃんなど「ランドセルを購入する人」
そして、小学校進学を控えた「お子さん」
3,4組が登場します。
まず、「ランドセルを購入する人」「お子さん」で、欲しいランドセルを一緒に選びます。
その後、選んだランドセルと「お子さん」だけとなり、スタッフがインタビューをします。
その様子を「ランドセルを購入する人」が別室にてモニタ越しに見届けます。
スタッフは尋ねます。
「なぜ、その色のランドセルを選んだの?」
ある「お子さん」は、両手でダークブルーのランドセルを抱えながら答えます。
「お父さん(お母さんやおじいちゃん)が喜んでくれる色だから」
にっこりと笑顔で、屈託なく答えています。
家族が喜んでくれることが、自分の喜びなのです。
その姿には、我慢や犠牲はありません。
ただ、あるがまま、家族が喜ぶことを選択することが、「お子さん」にとって自然なことのようです。
すると、スタッフが「お子さん」に提案をします。
「もう一度、売り場に戻って。本当に自分が好きな色や欲しいランドセルを選ぶとしたら、どれがいい?」
「お子さん」は、すこし興奮した面持ちでスタッフが見守る中、売り場に駆け戻ります。
ここで、それぞれの「お子さん」の行動が場面ごとに映されます。
ある女の子は、ハッとするような青色のランドセルを両手でつかみます。
ある男の子は、高い位置に掛かっている、ショッキングピンク色のランドセルを指さします。
そして、ダークブルーのランドセルを持っていた男の子は、シャーベットブルーにも似た、発光するような白味のかかったグレイのランドセルを選びました。
モニターでその様子を見ていたおしゃれなご両親は、二人そろって同時に「しろかーー」と声を落としていました。
子供のいないリッカでも、ご両親の気持ちがわかります。
この先数年、毎日使うランドセルです。
白はね、それはそれは汚れますし、くすみますし、余計ヘタって見えやすいでしょう。
場面は切り替わり。
本当に欲しいランドセルを手にした男の子のもとに、両親がやってきます。
男の子は、そのシャーベットブルーのランドセルに手をのせて、母親に宣言をします。
「もう、これに決めた」
母親も「えー」と困りながらも「これは、もう決めちゃったねー」なんて男の子の様子から気持ちの強さを理解している様子です。
男の子は、キリっとした表情で力強くうなづくのでした。
そんな一コマをリッカは、見届けながら。
「そりゃ、その色好きだろうな!」と納得していました。
男の子のマスクの色、着ているおしゃれなトレーナーの色が、すでにランドセルと同じシャーベットブルーのような、発光するような白味のかかったグレイなのですから。
マスクや洋服は良くて、なぜランドセルはダメなのでしょうね?
そして、男の子は、好きな色がとっても明確なのに、ただ家族の喜びから「ダークブルー」の色を選択しているのですよね。
しかも、本当は好きな色があるんだけど、なんて最初はいいもしないのです。
家族の希望。合理性。世間的なもの。
屈託のないはずの子供ですら、本心をスルーしてしまう。
もちろん、「計算」ではなく、ただ純粋に家族が喜んでくれることが動機になっています。
ただなんとなくですが、幼いながらに世間の目(仲間の目)も意識しているかもしれません。
特に、幼いころの愛し方は、親の希望に沿う。親が喜んでくれそうな方を選ぶ。表現する。そんな、ちょっぴり犠牲的な愛情表現をするといいます。
まだまだ、知力体力、選択肢がない状態なわけですから。
相手に喜んでもらうために、わが身を差し出すのです。
心理学を学んだいま。
私自身、自分の幼少期も、ロックマン(自立の自立。回避性の人)にぶんぶん振り回されて自分軸をなくしていたときも。
他人軸状態のときは、自分の本心よりも、喜んでほしい人のために「本当の気持ちや本心を」華麗になかったことにしていました。
何があっても我を通すことが、もちろん本心を通すとか自分軸でいるというわけではありません。
今回は、譲る。それは私が決めた。
今回は譲らない。これは私が守ると決めたことだから。
そんな感じで、自分の本心や軸を保っていきたいものですね。
ちなみに、シャーベットブルーなどと恰好つけてリッカは表現していますが。
ウルトラマンの肌の色、でも通じる色味でした。
皆さんも、親御さんの価値観、パートナーの価値観を理解しつつも、ご自身の本心や軸を意識してみてはいかがでしょうか。
最近、リッカはお花の透かし模様のワンピースを衝動買い(おい)いたしました。
色は、めったに着ないオレンジというよりバーミリオンに近い色です。
私の肌はブルーベースなので、それはもう目の下のクマが目立つわけですよ。
それでも着たい!と思ってしまったので買っちまいましたとさ。
あなたも、本心を大切に。
リッカでした。
✨「とはいえ本心がいまいちつかめないのですけども」という方は、どうぞリッカのセッションを活用ください✨
たとえ時間がかかったとしても、ご自身の本心が分かれば、迷いや後悔する場面はぐんと減っていきますよ。