ある日、誰かに頼まれた「嫌なこと」
あなたなら、どうしますか?
どうしてきましたか?
頼んできた人によって、引き受けるかどうか判断していたとか。
全部丸っと、嫌々受け入れているとか。
鼻で笑って、無言で立ち去るなんてしてきましたか?
自分に自信がなくて、つい普通のふり、良い子のふりで流されていませんか。遠慮なく自分を出して好かれ倒される。彼があなたの個性を愛して離さなくなるマインドセットを日々研究する心理カウンセラーのリッカです。
「嫌な」頼まれごと。
お仕事や趣味の集まりなど、人間関係のあるところに頼まれごとはセットで存在していますよね。
まわってきたお役目や、依頼方が嫌なものだった場合。
皆さんはどのように、華麗に、絶妙にスルーしていますか?
(基本、スルーしがちなリッカ)
ここで、質問です。
もし、あなたがひたすら「嫌なこと」を受け続けたらどうなりますか。
そのお仕事も、人間関係も、環境も「大嫌い」になってしまいませんか。
大嫌いになる前に、距離をとるか離れてしまえばよいかもしれません。
しかし、優しく、かつ能力の高いあなたは、自分攻めに上手に展開して疲れ切ってしまうなんてことになりませんか。
そんな、リスクがはらんでいることがわかりきっている「嫌な」状況について。
どうして私たちは「嫌な」頼まれごとを、華麗に絶妙に断ることができないのでしょう。
考えられる心のうちをいくつか。
①それをしないと、嫌われる。頼んできた人だけでなく、所属する場所全体で嫌われると思っている。
(ここにあるのは、他人軸。自分の気持ちは無視している)
②頼まれごとを快く引き受けない、期待に応えないといけないと思っている。
(ここにあるのは、無価値観。出来ない自分は存在価値がない)
③嫌だけど、できてしまう。できるのに断るのは悪いと思っている。
(はい、優秀で優しいが故の罪悪感)
最近あった、嫌だけれど断りにくかった頼み事について思い出してみてください。
あなたの心の動きに、一番近かったのはどれでしょうか。
もしや全部?
全部だとしたら、自分をぎっちぎちに縛る自分ルールでかなり窮屈な思いをしていそうですね。
それぞれの問題を解くのは、少なくとも1時間ぐらい個別でカウンセリングさせてくんろ!ということで。
今回は、「断らない」選択をすることについて紐解きますね。
断れないとしても
「私は嫌だということを相手に言うことのほうが嫌だ!」
そんな風に開き直っていれば、そもそも問題にならないのです。
そうではなく、「いやだと言えない自分、ダメ。でも、流されてしまうの」というご自身を受け止めず、相手に言われたからという自動思考で不満を貯めていくことがよろしくないのです。
その時に自分は「流される」という選択をして、自分で決めているという要素を見ていないのですね。
つまり、断らない、流されておく、嫌だと伝えないことのメリットも確かにあるのです。
自分で結果含めそうすると決めた。
そんな感覚があるかないかで、嫌なことの向き合い方も変わってきます。
では、続きまして「嫌の奥にある感情を見る」
自分の本心を見てみましょう。
その頼みごとの何が「嫌」なのでしょうか。
たとえば、
・頼んでくる人が、そもそも嫌な人
・その作業すべてではなく、一部の○○がどうにも苦手、正直嫌。
・単純に今は余裕がなくて疲れている。
こんなことはありませんか。
これによって、選択する行動も変わるかなと考えます。
リッカなりの回答。
・そもそも嫌な人→断ろう!万人に好かれなくていい。むしろ、嫌ってもらったほうがお互いのため。
(自分軸)
・作業の一部が嫌い→正直にそれを伝えよう。やってもよいけど、●●が超絶苦手です。助けてー。(白旗を上げる)
・今は疲れている→正直に伝えよう!やりたいのはやまやまだが、超絶疲れている!ごめん!時間をもらうか別の機会にしてね(自己開示)
とはいえ、そう簡単にできないから!とおしかりをうけてしまいそうですね。
そんなあなたに、リッカより選択肢を2つご用意しました。
【コミュニケーション上級者を目指す】
自分の「本心」「状況」を分析して、相手に丁寧に伝える労力を惜しまずかける。
「今回は引き受けるけれど、次頼まれても、やらないのでね♪」ってね。
【あるがままに生きる女神になる】
素直に自分を大事大事にして「嫌!!」と断る。
そして、女神は自分の得意なことや楽しめることには頼んでもいないのに大変すばらしい手腕をはっきされるのである。
そもそも、嫌なことは断るのが逆に自然なことです。
とはいえ、生活の糧も必要な段階では、「まあ、今は引き受けてやるって、今決めたからやっとくは。次はないからな!」と心でつぶやくのもよし。
あなたが、犠牲をはらう必要はこの世のどこにもない前提で、脳内だけでも振る舞ってみるのはいかがでしょうか。
ところで、相手の人はただ単純に聞いてきただけで、あなたが理由を伝えたら「あ、そうなの!」とあっさり何の問題もなくすべてが完了する場合もあります。
嫌なことだらけだったリッカより。