瞑想心理カウンセラーリッカのつぶやき

決められないとき、自分の気持ちがわからないとき。あなたの本心をカウンセリングと誘導瞑想で一緒に発見します。

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癒着(ゆちゃく)共依存(きょういぞん)になる心理。距離が近すぎて辛いなら、張り付いた部分を切り離す。視界も行動範囲も広がる。

さて、前回お話ししました

癒着(ゆちゃく)=共依存 距離が近い=仲良しとも限らないの今回は続きです。

なぜ、癒着の心理が生まれるのか。

そして、望む望まないに関わらず、心理的に接着され辛くなってしまった関係をどのように見直していけば良いか。

さっくりと読めるようまとめました。

 

なぜ、他者や仕事、アルコール、恋愛に人は癒着(ゆちゃく)してしまうのでしょうか。

原因は、やはり親子関係にあります。

おっと、ここで「やっぱり親が悪い!母親め!あのク○親父め!」と瞬間的に怒ってしまっては意味がありません。

理想の両親を願い続けて悩み抜くのも、癒着のなせる技だからです。怒りで繋がろうとしてしまうのですね。

まず、強力に癒着してしまう母親とはどのような方であったのか。いくつかパターンを説明します。

母親と癒着するパターン

①過保護 心配や恐れから、子や状況の全てを把握、結果としてコントロールしようとする。

放任主義 一見すると子供は自由好き勝手に育ちそうである。しかし、想像して欲しい。幼児が自由を得たからといって、好き放題できる選択肢はそれほどない。母親の関心が離れていれいるほど、子供の心は近付こうとする。母親の希望を叶えようと顔色や状況を読もうと一生懸命になる。

③弱い 依存心が強く、子供にも頼りきりである。結果、子供は母親を背負い、かつべったりとした関係性のまま育つ。母親と彼氏、どっちを選ぶかという場面で当然のごとく母親を選ぶ。

いかがでしょうか?

ちなみに、リッカの場合は家が商売をしており、そこへ嫁入りした母はなぜか経営まで背負いこむこととなり、結果として子育ての細かなところまでは手が回りませんでした。そして、家業の経営で弱りまくっている母の姿=苦労して弱っていると幼いリッカは思い込んでいました。

放任主義と弱いの合わせ技で、見事に癒着が完了したのでした。

彼氏?夫?それは何であるか?私は母親と家業を見守るという立派な役目が今世にあるのである、と思い込んでいたのでした。

 

話を戻しまして、次、父親のタイプ。

父親と癒着するパターン

①家庭の権力者として君臨している。ちょっと、かなり独裁的。

②アルコール依存、日常的に暴言暴力などがある。

③母親が弱く、父親が良いように好きに振る舞っている。

いずれも、問題があるタイプであり、父親=敵という認識となる。

結果、残りの家族がぎゅっと癒着して敵に立ち向かう構図が出来上がる。特に、長男や長女は母親を父親から守ろうとして、ガチボコにやりあう。いっそ、殺そう、死んでくれと思うほどの関係性となる。

そこで、思い出してほしいのです。

癒着の問題を抱えている人の距離感は、0か100です。

父親に対してガチボコと挑んできた長女(長男)は、父親を殺したいほど憎むことで、父親とのつながりを保とうとしている。

別れた彼女彼氏をかなり長いこと憎み続ける場合があるでしょう?

それは、好きでいることがもう許されない関係なので、嫌いになることで繋がり続けようとするからなのですね。

そして、憎むということは、嫌いよりも強い感情なので、その根底には好きより強い「愛情」があると見て取れるのです。

はい、父親を殺したいほど大好きで愛しているのですね。

 

そして、こちらは社会問題とも言えそうです。

「家」と癒着するパターン

パラサイトシングル。独立することなく、両親と一緒に生活を続けるうちに双方高齢となる。結果、老後の世話を全面的に期待される。

ただ、両親というより、「家」に意識を取られていると言える。

「家」を背負っているため、本人は思い切ってライフワークや自分のビジネスに挑戦する、飛び込むことができなくなる。

独身の子供と親のどちらかが癒着し、心理的に夫婦のような関係になっている状況です。

こうなると、彼氏や彼女、夫妻候補が現れたとしても、心の奥底では「邪魔な第三者の登場」でしかないのですね。

 

では、癒着の関係から抜け出すにはどうすれば良いか

 

究極、誰も困っていない、生活が成り立つ、辛くないのであればそのまま仲良く過ごすのもありだと思います。

ただ、この重い解説をここまで読み込んでいらっしゃるあなたなら、何らかの辛さや生きずらさに気が付いているのではないでしょうか。

 

そうなりますと、癒着を切る、接着面を剥がして適切な距離を保つ

必要があります。

 

癒着を切って、どのようにありたいですか?自由に、大人になった今、あなたはどのような生活を送りたいですか?楽しい妄想はありますか。

 

あなたが、自由になって飛び出していったら、母親、父親、家の皆が悲しみますか?困ってしまいますか?

そして、はなたは後ろめたくて、申し訳ない気持ちになりますか?

 

癒着を切ることは、どうしても「寂しさ」「心配」「見捨てられない」といった感情が強烈に刺激される行為でもあります。

 

ですが、あなたがその罪悪感に飲み込まれてしまっては、結局後戻りするしかなくなります。

あなたが、「見捨てる」と表現するほど、母親は父親は、家族はそんなに弱々しい、みすぼらしい人なのでしょうか?

曲がりなりにも、あなたを生み育てた(であろう)親です。あなたの兄弟など家族です。

その癒着した家族の、人生を振り返り、たくましく生きてきた証拠を集めて見ませんか。

この方達の強さ、生き様、有りようを信頼できませんか?

 

癒着を切るということは、対象を見捨てるのではない、対象の強さや生き様を肯定して受け入れることです。

赤子のように、あなたが見守り背負わなければ一瞬で弱り消えてしまう存在なのでしょうか?

 

癒着を切るとは、それだけ自由になって自分の人生を生きるという覚悟が必要になってくるのです。

 

ただ、リッカが言えることは、関係性を断絶するのではなく。

心理的な距離を保ち、一対一の大人な人間同士としての距離感で関わること。

その空いたスペースに、いつの間にか待ってましたとばかりに、パートナーがやってきてポコんとハマってくる。

新たな人生の一幕が始まるような不思議な展開が待っているのです。

 

覚悟を決めて、自由を選び続ける。

そうすると、襲いかかるように罪悪感が浮かび上がってくることにまず気がついてください。

罪悪感がどこからやってくるのか。そしてその正体はなんであるのか。

お一人で立ち向かうのは、なかなかに酷な道でもあります。

何年分か時間をショートカットしたい方は、カウンセリングを活用ください。

誰も犠牲的な気持ちで背負うことのない。皆が自分の人生を選び、自分の責任で自分の人生を背負う、軽やかな世界に飛び込めますよ。

リッカ

 

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