今回は、「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談に初回答いたします。
なかなか距離の縮まらないロックマン(超自立男性)彼氏が、ちゃんと連絡がつく頼れる騎士で夫に大変身したカウンセラーリッカです。
私がカウンセリングを通して皆さんにお伝えしたいこと。
前に進まない、こうちゃく状態の彼や恋愛。そして、それらによって身動きが取れなくなってしまったあなた。
そんなあなたが、困ってしまった恋愛や行く末のイメージをしっかり持って、彼との関係を「こうする!幸せになるって決めた!」とスッキリした気持ちで取り組めるようにお手伝いをすることです。
実は、道は完全に閉ざされてなんていないこと。
心が決まれば、あとは向こうから必要な流れがやってくること。
この考えと姿勢で、私自身10年越しの長い春であった彼との結婚を果たしています。
さて、今回は「ココロノマルシェ」へ回答いたします。
ココロノマルシェとは
お師匠根本裕幸氏の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーがあなたの相談にお答えします。
目次
『入籍延期が続いて苦しい』
ご相談文はこちら
翠さま
現在付き合って5年半になる彼がいます。交際1年半くらいから結婚を視野に入れ始め、具体的にこの日に入籍しようと言う話をし始めました。でも彼の仕事の都合や体調でことごとく延期になり、また駄目になるのではというストレスに耐えきれなくなって喧嘩してまた直前で延期の繰り返しで4年も経ってしまいました。
私自身あまり体が強くなく、彼に生活面で頼ってしまっている自覚もあるので仕事が原因での延期は全て飲み込まないといけないと分かりつつも責めてしまいます。どうしても仕事の都合で前日か当日までその日に入籍ができるか分からずその日まで不安で仕方ないし、ああもうこの雰囲気なら無理そうだなというギリギリまで彼からは何も言ってくれないし今回も無理そう?と聞くとやっとごめん、無理そうと言われるのも虚しいです。
ギリギリまで頑張ってくれているからこそギリギリまで謝らない人なんだろうな、とは思っています。でもなんで私が聞かなきゃ謝ってくれないの?もっと真剣に謝って欲しい、と思ってしまうしこの人は別に入籍焦ってないんだな、私ほど追い詰められてないんだなと温度差を感じて責めてしまいます。仕事のトラブルだから仕方ない、誰のために働いてると思ってるの?と言われると何も言えないしそんなの分かってるけど、でももっと予定を早く教えて欲しいし、無理そうって分かったら早めに謝って埋め合わせしてよと思うしそれを全部伝えてしまって喧嘩になる頻度も増えました。
忙しい合間を縫って帰ってきてくれるのは嬉しいけど、その時間があれば婚姻届を準備することもできるし入籍にも行けるのにと全力で喜べないしいつまで待てばいいのか分からず苦しい気持ちの方が多くなってしまいました。うまい伝え方ももう分からないし、入籍が延期になり続けるストレスにも耐えられないし、どんどん彼のことを嫌いになりそうになるし辛いです。
翠さま、初めまして。
簡単に私のプロフィールを紹介いたします。
交際10年、ハードワーカーで感情が死にかけていた彼との関わりから自分自身も人生に疲れ果てデッドゾーンへ突入。
そこからカウンセリングを通して色々ありながらも(本当に色々あった)
今年入籍、結婚を果たしたカウンセラーのリッカと申します。
翠さまのご相談内容がとても人ごとは思えません。
前のめりで回答させていただきます。
そのため、多少の暑苦しさはご了承くださいませ。
まず、質問をいくつか。
①翠さまにとって「入籍」とは?どうして「入籍」したいのですか?
②ちなみに、結婚と入籍することってニュアンスが違ったりしますか?
③「入籍」した状況と今の生活、二人にとってどんな違いがありますか?
では、一つずつ質問について説明をしますね。
①翠さまにとって「入籍」とは?どうして「入籍」したいのですか?
どのような理由で、目的で、気持ちで「入籍」をしたいのでしょうか。
彼が好きだからは、当然として。そのほかはいかがでしょうか。
もしかしたら、関係の定まらない、距離感のある彼と一緒にいるための目的として「入籍」という手段を選択していませんか?
それももちろん、問題ではありません。
大好きな人と添い遂げるため。
一生一緒にいるため。
考えるだけで、ワクワクするし幸せ〜という気持ちはありますか?
ただ、「そばにいても良いと誰から見ても許可を得るため」の「入籍」という手段になっていませんか?
彼が、「そばにいてほしい」とわかりやすく伝えてくれない。
だから、彼のそばにいる正当な理由として結婚する。
結婚さえしていれば、少なくとも法律上、彼は勝手に離れて行くことはない。
そんな不安があったりしませんか。
不安や、恐怖から「入籍」という手段を最後の頼みにしていないでしょうか。
不安や恐怖がベースにあると、どうしても叶いにくいかったり、スムーズな流れがやってこなかったり。
叶ったところで、新たな不安や恐怖が出てきて満たされないなんて世界もあります。
決して、翠さまを脅すわけではありません。
ただ、その「入籍」は、翠さまと彼が幸せになるための手段なのですよね?
②ちなみに、結婚と入籍することってニュアンスが違ったりしますか?
ご相談分の中で「入籍」という表現はありましたが、結婚という言葉が一つも登場しないことが気になりました。
失礼に聞こえてしまったらごめんなさい。
なんだか、
書類上の手続きでひとまず!
最低ラインはここ!
最低限で我慢する!
という、翠さまの健気な、いじらしい気持ちが潜んでいるような印象を私は受けました。
少しだけ、ご提案があります。
お金や時間、彼の仕事、彼の性格など一切の制限を取り払って想像して見てください。
翠さまの憧れる「結婚生活、結婚式」はありますか?
もし違っていたら、ごめんなさい。
あくまでも、これは私リッカの予測と文面から受けた印象です。
自分が挙式をあげるなんて。
皆が自分たちを祝福してくれれるなんて。
そんな思いが心の何処かにあったりしませんか?
③「入籍」した状況と今の生活、二人にとってどんな違いがありますか?
何か変化はありますか?
特に変わりはなさそうですか?
ここが一番重要なポイントではないかと、私リッカは思います。
もし、今の生活と何も変わらないとするのならの、なぜ入籍をしたいのでしょうか。
翠さまの名前は変わるかもしれません。
もしかしたら、新居に引っ越すかもしれません。
あとは、どんな変化がありそうですか?
その時の二人の様子、翠さんはどんな気持ち、どんな雰囲気で過ごしているでしょう?
余談ですが、私リッカは「彼の緊急連絡先になりてぇ」と大真面目にカウンセラーさんに相談したものでした。
格好つけていうならば、彼の人生丸ごと引き受ける。
彼を幸せにできるのは、私ぐらいなものという覚悟でした。
それが定まるまで、まあ時間がかかったのですけれどね。
そういう男を愛してしまったのなら。道はあるにはある。
翠さんは、
私自身あまり体が強くなく、彼に生活面で頼ってしまっている自覚もあるので仕事が原因での延期は全て飲み込まないといけないと分かりつつも責めてしまいます。
とご自身の健康面に対して、彼に申し訳なく思ったり、引け目を感じているのでしょうか。
どのような面でも、個人差があります。
体力面、収入面で彼を頼ることは決して悪いことではありません。
人は、強みで他者を愛して、弱みで他者に愛させると言いますよね。
自分は、彼がそうするに値する存在なのだ。
自分の微笑み一つで彼を元気にできるのだ。
そして、あとは彼の苦手なことや自分の得意なことでお互いを支えるのだ。
この人がいるから。
この人が存在するから自分は幸せだし、この先何があってもなんとかなるし二人でやっていけると思う。
これが、パートナーシップであると私は思うのです。
そりゃあ、急にひざまづいて貴金属(注:エンゲージリング)を華麗に取り出してくれる男性が、この世の中に確かに存在するのです。
そういう一点だけで評価をするのならば、残念ながら私の夫は違いましたが。
翠さまも、颯爽と書類を用意してくれる彼に期待してしまうのも無理はありません。
ただ、本当に、本当に忙しくて書類の用意もおぼつかないほどのハードワーカーと結婚をするのならば。
本当に、本当にその彼と結婚したいのなら、翠さまお一人で市役所、区役所にサクッと婚姻届を取りに行きませんか?
大丈夫、恥ずかしいのは婚姻届を窓口に取りに行って、説明を一通り聞くときだけですから★
私リッカと、同志になりませんか?ならない?恥ずかしい?
道はいくらでもあります。
颯爽と跪く彼との出会いを求めて新天地へ飛び出すもよし。
どうやら書類手続きが苦手で、なんだか煮え切らない彼に向き合い尽くして疲れたのなら、がっつりご自身の癒しに取り掛かるもよし。
どうして、なかなか煮え切らない相手なのに見切りをつけられないのか。
見捨てられないほどの優しさが、翠さまの中に溢れるほどあるのは当然として。
実は、思いもよらない理由や原因が、翠様の心の奥底にあったりします。
それは、決して怖いことや不幸せなことではないと私は思います。気づいてくれるのを、ずっと待ってくれている大切な記憶や気持ちだったりします。
我慢し続けた翠さまの奥ゆかしさや、女性らしさってなかなかないと思うのです。
彼も、たくさんたくさん翠さまのその素敵な部分に救われてきた部分があると思うのです。
じゃなかったら、とっくにやめて「延期」はしないですよね。
押さえ込んだ思いは、どんどん辛さとなってご自身に返ってきます。
覚悟を決めることは、意外と優しくてすっきりと軽やかな世界に移っていくのです。
いっちょ、向き合ってやっかな!という気持ちになりましたらカウンセリングを活用ください。
友人に相談するのとも違う。近所の長老に人生の知恵を聞くのとも違う。
そんな世界が見えてくると思います。
リッカ