瞑想心理カウンセラーリッカのつぶやき

決められないとき、自分の気持ちがわからないとき。あなたの本心をカウンセリングと誘導瞑想で一緒に発見します。

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祖母トチコ 強みと魅力 [アホウドリ]

祖母トチコへの思いを昨日まとめてみたが。もやもやが消えなかった件について。

 

野生動物のように、たいていのことにびっくりしながら生きています。心理カウンセラー志望のクラリッカです。リッカと呼ばれると喜びます(ここのフレーズ、考え中)

 

さて、昨日の祖母トチコについて。

「自分と一番似ている存在」ゆえに嫌いと書いているとおり、祖母と自分の線引きができていないことに気がつきました。

 

そんなことをつらつらと考えながら、強風の中ビニール傘をさしたところ、一瞬で骨組みとビニールが分離しました。

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無惨

 

落ち込みながら傘を見ると、外れたパーツを骨に差せば元に戻せそうです。パーツを外れやすくすることで抵抗なく裏返り、壊れない構造になっていました。

 

脳内の私が、囁きます「傘はしなやかであった。傘のように、嫌いなトチコのことをひっくり返して見直さないか」と。どうにも好きになれないトチコの立場を理解し、強みを探して見る。恐ろしいことを、思いついてしまいました。


帰宅後、「私とトチコは違う」と数十回唱えまして、お恨み帳(こちらもいつか自分で行った体感をお伝えしたい)も和紙を取り出して手早く済ませました。準備は万端です。

昨日の文章から部分抜粋し、強みへの変換作業をしてみます。大変危険が伴う作業です。クラリッカは特殊な訓練を受けています。(うそです、誰でもできます)

 

では、昨日の文章の次に、なんとか立場の理解や強みを見つめてみます。

 

トチコは理解し合えない存在であった。
→発想や価値観が違う。ジカは一人で自由に動くのが好きで、トチコは大勢の人と力を合わせて作業をすることが好きだった。

 

ただ、ジカは自分のイヤな部分を全て兼ね備えている。トチコの口癖は「私は、子供と動物は嫌い」だった。
→反面教師として、振る舞いを学ぶことができた。トチコは、自分の意見や主張を遠慮なく言える。他者がどう思うかなど、気にして萎縮することがない。

 

遊んでいたときに、真顔で「一人で話し続けて、頭がおかしい」とトチコに言われたことだった。
→本人は失言とは思っていない。その時、その瞬間に言いたいことをただ素直に表現していた。年代的に、人形遊びをしなかったのかもしれない。

 

トチコは幼く、何かあったらまず自分を助けてほしい。置いていかないでほしいと孫にまで取り縋るような、重たい雰囲気の女性であった。
→ある意味潔い。真っ先に助ける存在と家族も認識せざるを得ない。こじれていたが、とても女性性の強い人である。

 

トチコはよく「私は路傍の石だ。頑張っても誰も感謝してくれない」とこぼしていた。無価値観の塊で、家の掃除や片付けをいつも、辛そうな表情で文句を言いながら行っていた。
→自ら石になるスタイル。トチコは丸くてちんまりとしていたが、存在感があり目立った。兄弟は10人ぐらいで、下から3番目の中間子で下の妹と弟の母親がわりだった。身を削って初めて役に立つ以外、自分を活かす方法を知らなかった。

 

なんだかぞわぞわとする表情で「ありがとう」と言う。ジカは、そのありがとうがなぜか受け取れなかった。
→トチコの罪悪感がすけて見えていたのだろう。※以前、カウンセリングを受けた際、「私が本来するはずだったのに、やってくれてありがとう。私がやるはずだったのに」という気持ちであったかもしれないと指摘を受けた。納得。

 

見た目は可愛らしく、言動も天真爛漫であったため外受けがよかった。ただ、その幼い言動により他者を傷つけることが多く、気に入られるか、とても嫌われるか両極端であった。
→おおらかな人には気に入られていた。他人に対して失礼な発言は変わらずみられたが、程よい距離感で接していた。

 

トチコ自身、人生のファインプレイは祖父みっちゃんと結婚できたことだと良く話していた。祖父はモテていて、競争を勝ち取ったと誇らしげであった。
→確かに、モテるみっちゃんと添い遂げたのはすごい。みっちゃんは幾つになっても、綺麗な同年代女性に弱かった。(若い子に行かないあたりが、みっちゃんの渋さである。おっと、みっちゃんの回ではなかった)人生で最高に落ち込んでいるみっちゃんを救ったのもまた、トチコであったのかもしれない。

 

また、トチコのお節介により、ジカが救われたことが2度あった。
→他者にずんずん介入する人がいないと、何事も回らないし、つまらないと思う。

 

80歳前後は、常に「私は死ぬのが怖い」と話していた。トチコは毎日仏壇でお経をあげていたが、なぜか極楽浄土を信じていなかった。
→弱さを見せられる強さがある。みっちゃんが亡くなって20年、寂しがりながらも生きている。

 

無価値感が強く、依存心の塊で他者を辟易させる一方、皆の毒気を抜くような「チャーマー」の役割を果たすことが多いようにも思える。
→弱くて甘いトチコというポジションに身を置き、家族が役に立てる場面を提供している。現に父は今、甲斐甲斐しく介護をしている。

 

支配や過干渉を受けた孫達3人の反抗期を一手に受けることとなる。トチコは、自らイバラの道を選んでいた。
→中高生孫達の反抗期のターゲットになってしまった。起爆していたのはトチコ自身であったが、あの時はごめんとしか言えない。ジカ母の距離感や対応が絶妙であったため、子供達の反抗心はあまり現れなかった。今なお、敬意を払われ続けるポジションに君臨している。トチコがいたから、三人姉弟は反抗期を経験できた。

 

 

過干渉で、心配性。相手に認められようとして、犠牲的に頑張る。結果、相手に余計に嫌われる。
→もし、罪悪感や無価値感、他者をコントロールする癖を手放せていれば、家の女帝として、田舎の大奥様として周囲から認められただろう。

 

後のジカは、何故かパートナーシップにおいて、嫌いで仕方のなかったトチコと同じになってしまっていた。
→みっちゃんを一途に愛し抜いたことは、正直羨ましくもあり、大変であっただろうなと同情する。私も、伴侶が亡くなったあとに「あの人は、モテてモテて大変だった!」と言って、普段のまない缶ビールを一気飲みしてみたい。いや、やっぱり辛いのはいやだ。結論。私はおばあちゃんを真似してしまうぐらい、大好きだということだ。

 

 

あー、そうなりますよね。あー、そうですよね。クラリッカでした。