心理カウンターを目指して、日々潜ったり分解したり、何かと忙しくしています。クラリッカです。リッカと呼ばれると照れます。
先日、友人に「ミニトマト、売ってくれ」と電報(LINE)を入れました。
友人より「〇〇日、15時来い」と返信がありました。
当日、指定された時間に、私は友人の経営するお店にやってきました。
いつもは玄関先で品とお金を交換するのですが、その日の友人は手ぶらです。
そして、敷地の奥に向かって顎をしゃくります。
友人の後をついて、葡萄畑をのこのこ進みます。
友人父が、数年前より急に始めたワイン用の葡萄畑。
ビニルハウスの前まで来ました。
友人は、おもむろに手袋とポリ袋を差し出します。
「好きなだけ、採って」
どうやら友人は収穫するのが面倒くさくなったようです。
私は、喜んで手袋をはめ、トマトをもいでいきます。
友人は、この数年減っていたお客さんが少しずつもどってきたことを話します。
私は、聴きながらトマトをもぎます。
友人が、お店の感染対策に突っかかってくるお客さんエピソードを臨場感たっぷりに話します。
私は、話を聴きながら、手はアイコを多めに収穫します。黄色が特に好きです。
家族経営している、6次産業について、友人は話します。お父さんが、来年からトマトはもうしないと話しているというのです。
私は話を聴きながら、それは困ると焦ります。
そんなやり取りを暫く続けました。
友人はすっきりしたと、喜んでいます。
私は袋いっぱいのミニトマトを抱えています。
友人は「収穫したのは、リッカなんだから金はいらない」というのです。
そんな予想外な出来事があった週末でした。
労働の対価!クラリッカでした。