今回は、この数週間リッカに起きた出来事とそこからの気づきを記事にまとめました。
ズバリ、自分の癒しが進んで、感情や気持ちが把握できたとて。
『パートナーとのケンカ』は起きます。
今回は、落とし所が見えないケンカが久しぶりに起きたこと。
どのような気づきがあって、どこへ着地したのか。
そんなお話です。
結末は、私の予想をはるかに超えたところへ着地したのでした。
なかなか距離の縮まらないロックマン(自立心が強く、人に頼れない。いきなりシャッター閉まりがち)の夫が、久しぶりにリッカの地雷を踏み抜いた。
久しぶりに、抑えの効かない怒りに囚われて、びっくりした心理カウンセラーの記録です。
①始まりは、毛髪。
6月中旬。
リッカは、白髪に悩んでいました。
なんとなく髪を伸ばしていたところ、染めても、色が抜けて陽光にキラキラ光る白髪に悩んでいました。
15年来の付き合いになる、美容師さんに相談をしました。
相談した結果、
「それならばブリーチである。可愛いが、インナーカラーではリッカさんの白髪を隠す役には立たない。アンブレラである」
と、まるで傘のように頭頂部から放射状にブリーチをする提案を受けました。
リッカは、ふんふんと話を聞きつつ。
頭頂部からの放射状という表現に「かっぱみたいな頭」を想像し「ちょっと怖いな」なんて考えていました。
付き合いの長い美容師さんは、リッカの好き嫌いを把握しています。
全面的にお任せとしました。
ブリーチにより色が抜けた瞬間は、往来の女子プロのような強そうな黄色が眼に眩しいものでした。
リッカは、驚きのあまり心の中でガタガタ震えていました。
その後、色を入れてもらい、色味に奥行きが出て、心持ち毛量も増えたように見えます。
陰影がつき、目の錯覚による毛量の増加です。
美容師さんからは、「カラー用のシャンプーをちゃんと使えば、下品な色まで落ちないと思う。ただ、リッカさんは多分1ヶ月もしないうちに明るさに耐えられなくなってすぐ来ると思う」
と楽しそうに話していました。
テンション高く帰宅したものの、その後、私はやらかしてしまったのです。
自宅では、頭皮には大変良いシャンプーを使っていましたが、これがまた色が抜けやすい製品をだったのです。
今なら言える。
なぜ、カラー専用のを用意しなかったのかと。
なぜそこで手を抜いたのだと。
さて、そんな思い切った髪色を取り入れた結果、周りの反応はどうであったかと言いますと。
職場の人達は、大変配慮が行き届いている(ゆき届きすぎな感もある)ため、リッカの毛髪については一切何も言いませんでした。
一切髪を話題にしないことから、多分優しい気持ちで見守ってくれていたのでしょう。
実家では、母から「あれー、明るくしたのね」と障りなく言われるのみ。
余談ですが、私は、自分の毛髪の色が抜けてくると黄色みが強くなることがあまり好きではなりませんでした。赤味が出る毛髪の人が羨ましかったのです。
そんな折、久しぶりにあった幼馴染の友人は、私の明るい髪色を褒めてくれました。
元美容師さんでもあり、黄色味が出やすい髪が好みだと言います。
色が抜けた後の髪の色にも「無い物ねだり」があることが今回わかりました。
自分史上、最大に明るい部分(といっても部分だし、私はまだ上品な状態との認識であった)を抱えつつ。
ドキドキしながら数日を過ごしていたのです。
三日経って、想定したよりだいぶ色が抜けています。
さて、その時がやってきました。
先週末、早朝。
いつもまとめている髪を、たまたま寝起きのざんばら髪(落ち武者風★)のまま私はソファに座りくつろいでいました。
夫が朝活から帰宅し、少しギョッとした表情でとても真面目な表情でリッカに言います。
「髪どんどん色抜けていてやばいよ。すごいね、ヤン〇〇でしょ」
日を追うごとに色がぬける髪。
ドキドキ過ごす小心な自分。
人によっては、下品だと感じるかもしれない。
今回の色味を、まだまだ肯定できるまで定まっていなかった自分。
夫が、私の髪について触れることは今までなく、第一声がよりによってホメるどころがダメ出しであったのです。
文章にすると大したことはないですよね。
私も全くの無意識だったのですが、私の地雷は「髪」であったのでした。
正直、体型やそのほか諸々容姿について言われるのは意外と平気です。
夫も、今までと同じ、感覚で髪について言ったのでしょう。
つまり、夫にとって大したことがないのです。
そして、彼は、私の容姿について滅多に褒めません。
むしろ、ディスりが愛情表現と勘違いしている節があります。
だいぶ改善されてはいました。
通常でしたら、ややしばらく黙った後に「こういうことを言われたら、私は傷つく」と落ち着いて伝え、相互理解に落とし込みます。
「むしろ、こう言ってもられたら最高に嬉しい」と伝えることで、あんまりな表現が出てきた際は代わりの表現を伝えてきました。
彼も、以降、超えてはいけないラインを守ろうとする姿勢は見られていたのです。
この数年で、私の「傷つくライン」もだいぶ狭くなり、被害的な受け取り方をしてしまう範囲もだいぶ改善されていました。
しかし、今回
自分の年齢に対して「守りに入らず、挑戦した結果」が最愛の人物からドン引きされたこと。
「皮膚や体型に強いコンプレックスを持っていたリッカであったが、どうやら幼少期から唯一褒められてきた毛髪が心の拠り所であったようだ。これは全くの無自覚!」
それを、他でもない夫だけが。
唯一夫だけがどストレートに「(悪い意味で)ヤバい」と表現したこと。
このただの一言だけで、リッカのプライドや、キラキラした方に行こう!という気持ちがなぜだかくしゃくしゃになってしまったのでした。
数年に1度あるかないかぐらい、理由のない、激しい落ち込みに突入したのでした。
そこから1日夫を無視してしまったのです。
はい!ロックマン(自立の自立男性。面倒だったり、負担になるとピシャーンと心のシャッターを下ろす)の素養がある男性にですよ。
1日無視をする。
ご想像はつきますでしょうか?
ドキドキ。
リッカ